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外壁塗装の業者の選び方 — 契約前に確認したい5つのポイント
この記事は、官公庁・法令・メーカー公式情報などの一次情報と出典を確認したうえで、塗装相場ナビ編集部が作成・更新しています。編集方針については運営ポリシーをご覧ください。
この記事のポイント
- 業者選びの基本は、会社の基本情報・建設業許可・資格保有者・保証内容を契約前に確認すること
- 建設業許可の有無は、国土交通省「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で誰でも無料で確認できる
- 塗装技能士は都道府県職業能力開発協会が実施する国家資格(技能検定)で、建築塗装作業には1級・2級がある
- 保証書・アフターサービスの内容は、口頭説明だけでなく書面で確認することが大切
- 困ったときは住まいるダイヤル(国土交通大臣指定の相談窓口)などの公的な相談先を活用できる
※画像はイメージです(写真素材: Pexels)
外壁塗装は工事金額が大きく、頻繁に発注するものでもないため、「どの業者に頼めばいいのか分からない」と感じる方が多いと思います。この記事では、自分から業者を探す・比較する場面を想定して、契約前に確認しておきたいポイントを整理します。
なお、訪問してきた業者への対応(その場で契約を迫られた場合の注意点)は、訪問営業が来た時のチェックリストで別途詳しく解説しています。この記事は、自分でインターネットや紹介などから業者を探し、比較検討する場面を中心に扱います。
この記事の要点
- 業者選びの基本は、会社の基本情報・建設業許可・資格保有者・保証内容を契約前に確認することです。
- 建設業許可の有無は、国土交通省「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で誰でも無料で確認できます。
- 塗装技能士は都道府県職業能力開発協会が実施する国家資格(技能検定)で、建築塗装作業には1級・2級があります。
- 保証書・アフターサービスの内容は、口頭説明だけでなく書面で確認することが大切です。
- 困ったときは住まいるダイヤル(国土交通大臣指定の相談窓口)などの公的な相談先を活用できます。
1. 会社の基本情報を確認する
商号(会社名)・所在地・固定電話番号が、名刺やウェブサイトに明記されているかを確認しましょう。携帯電話番号しか連絡先がない、所在地の記載が曖昧といった場合は、契約前にもう一段階、実在性を確認しておくと安心です。
2. 建設業許可の有無を確認する
外壁塗装は建設業法上の「塗装工事業」という業種区分にあたります。建設業許可を持つ業者かどうかは、国土交通省「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で誰でも無料で確認できます。
- URL: https://etsuran2.mlit.go.jp/TAKKEN/
- 商号(会社名)や許可番号、都道府県などで検索できます
なお、工事1件が税込500万円未満であれば、建設業許可がなくても合法的に工事を請け負うことができるため、無許可であること自体が直ちに問題というわけではありません。許可の確認方法や見方の詳細は訪問営業が来た時のチェックリストでも解説しています。
3. 資格保有者(塗装技能士)が在籍しているかを確認する
「塗装技能士」は、都道府県職業能力開発協会が実施する学科・実技試験に合格した人に与えられる国家資格(技能検定)です。試験問題の作成は中央職業能力開発協会、試験の実施は各都道府県がそれぞれ担っています(出典: 厚生労働省 job tag)。
東京都塗装工業協同組合の公式情報によれば、建築塗装作業の技能検定には1級(上級技能者が通常有すべき技能の程度)と2級(中級技能者が通常有すべき技能の程度)があり、実技試験(ラワン合板への刷毛・ローラー塗装や吹付けパターン作成など、概ね4〜5時間)と学科試験(真偽法・四肢択一法50題、1時間40分)の両方に合格する必要があります(出典: 東京都塗装工業協同組合公式サイト)。
資格の有無だけで工事品質のすべてが決まるわけではありませんが、技術力を客観的に判断する材料のひとつにはなります。名刺や会社案内に記載がない場合は、直接尋ねてみることをおすすめします。
4. 保証・アフターサービスの内容を確認する
外壁塗装は工事後、数年〜十数年単位で建物を保護する工事です。保証書が発行されるか、保証の対象範囲(施工不良のみか、塗膜の早期劣化を含むかなど)、保証期間、免責事項がどうなっているかを、口頭の説明だけでなく書面で確認しましょう。ハウスメーカーが独自に定める保証制度の考え方については外壁塗装をハウスメーカーに頼むと高い?でも紹介しています。
5. 施工実績・自社施工か下請けかを確認する
見積もりの際に、これまでの施工実績(件数・地域)や、実際に施工するのが自社の職人か、下請け業者かを尋ねてみましょう。下請けであること自体が問題というわけではありませんが、責任の所在や連絡経路が分かりやすくなるという意味で、契約前に確認しておく価値があります。
6. 複数社に相見積もりを依頼する
1社だけの説明・見積もりで判断せず、複数の業者に見積もりを依頼し、内容を比較することが基本です。相見積もりの具体的な依頼方法は見積もりの取り方、受け取った見積書の確認ポイントは見積書の読み方で詳しく解説しています。お手元の見積書は見積書チェックでも確認できます。
困ったときの公的な相談窓口
業者選びに迷ったときや、契約前に第三者の意見を聞きたいときは、次のような公的な窓口を利用できます。
- 住まいるダイヤル(公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター、国土交通大臣指定): 電話 03-3556-5147。契約前の見積書チェックの相談などができます(出典: 住まいるダイヤル公式サイト)。
- かし保険の登録事業者検索(住宅瑕疵担保責任保険協会): リフォーム工事のかし保険を利用できる登録事業者を検索できます。
- 住宅リフォーム事業者団体登録制度(国土交通省): 消費者相談窓口の設置や契約時の書面交付など、一定の要件を満たした事業者団体を国が登録・公表する制度です(出典: 国土交通省公式サイト)。
いずれも、業者選びの判断材料のひとつとして活用できます。
まとめ
外壁塗装の業者選びは、会社の基本情報、建設業許可、資格保有者の有無、保証・アフターサービスの内容という4つの確認ポイントに、複数社への相見積もりを組み合わせるのが基本です。訪問してきた業者への対応は訪問営業が来た時のチェックリスト、見積書の詳しい読み方は見積書の読み方もあわせてご覧ください。
よくある質問
外壁塗装の業者は何を基準に選べばいいですか?
会社の基本情報(所在地・固定電話番号)、建設業許可の有無、資格保有者の在籍、保証・アフターサービスの内容、複数社での相見積もりという5点を確認することをおすすめします。総額の安さだけで決めないことが基本です。
建設業許可がない業者は避けるべきですか?
工事1件が税込500万円未満であれば、建設業許可がなくても合法的に工事を請け負うことができます。無許可であること自体が直ちに問題というわけではありませんが、確認できると安心材料になります。詳しくは訪問営業が来た時のチェックリストで解説しています。
塗装技能士の資格を持っている業者を選んだほうがいいですか?
塗装技能士は都道府県職業能力開発協会が実施する技能検定に合格した国家資格保有者です。資格の有無だけで工事品質のすべてが決まるわけではありませんが、技術力を客観的に判断する材料のひとつにはなります。名刺や会社案内に記載がない場合は、直接尋ねてみてもよいでしょう。
保証書は必ずもらうべきですか?
保証の対象範囲(施工不良のみか、塗料の経年劣化を含むかなど)、保証期間、免責事項は業者によって異なります。口頭の説明だけでなく、書面で内容を確認することをおすすめします。
業者選びで困ったときはどこに相談すればいいですか?
国土交通大臣指定の「住まいるダイヤル」(公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター、03-3556-5147)では、契約前の見積書チェックの相談ができます。かし保険の登録事業者検索サイトも参考になります。
出典
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