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外壁塗装の工期はどれくらい? 日数が決まる理由と短すぎる工期への注意点

この記事は、官公庁・法令・メーカー公式情報などの一次情報と出典を確認したうえで、塗装相場ナビ編集部が作成・更新しています。編集方針については運営ポリシーをご覧ください。

この記事のポイント

  • 外壁塗装は足場設置から足場解体まで9つの工程があり、それぞれに一定の作業時間・乾燥時間が必要
  • 塗料メーカー公式仕様では、塗り重ね乾燥時間の目安は23℃基準で4時間以上(日本ペイント「水性シリコンエポサーフ」の例)とされ、1回塗るごとに間隔を空ける必要がある
  • 9工程を1〜2日単位で積み上げると、天候による中断がない場合の目安として1週間台後半〜2週間程度になる計算だが、これは工程数からの論理的な見積もりであり、統計的な平均日数の出典ではない
  • 塗料には施工に適した気温があり、悪天候・低温が続くと工期が延びることがある
  • 極端に短い工期を提示された場合は、乾燥時間や工程が省略されていないか確認することが大切
卓上カレンダーのクローズアップ(イメージ)

※画像はイメージです(写真素材: Pexels)

この記事の要点

  • 外壁塗装は足場設置から足場解体まで9つの工程があり、それぞれに一定の作業時間・乾燥時間が必要です。
  • 塗料メーカー公式仕様では、塗り重ね乾燥時間の目安は23℃基準で4時間以上(日本ペイント「水性シリコンエポサーフ」の例)とされ、1回塗るごとに間隔を空ける必要があります。
  • 9工程を1〜2日単位で積み上げると、天候による中断がない場合の目安として1週間台後半〜2週間程度になる計算ですが、これは工程数からの論理的な見積もりであり、統計的な平均日数の出典ではありません。
  • 塗料には施工に適した気温があり、悪天候・低温が続くと工期が延びることがあります。
  • 極端に短い工期を提示された場合は、乾燥時間や工程が省略されていないか確認することが大切です。

外壁塗装、結局何日くらいかかるのか

外壁塗装を検討し始めると、費用と並んで気になるのが「工事にどれくらいの期間がかかるのか」だと思います。洗濯物を外に干せない、車の出し入れがしにくいといった生活への影響もあるため、事前に目安を知っておきたいところです。

当サイトの外壁塗装の流れでは、工程の「順番」を解説していますが、具体的な工期(日数)についてはあえて扱っていません。この記事では、その工程数と、塗料メーカーが公式に定めている乾燥時間のデータをもとに、「なぜ複数日かかるのか」という理由と、日数の考え方を整理します。

外壁塗装は9つの工程で進む(おさらい)

外壁塗装の流れで解説しているとおり、外壁塗装は次の9つの工程で進むのが基本です。

  1. 足場設置
  2. 高圧洗浄
  3. 養生
  4. 下地補修
  5. 下塗り
  6. 中塗り
  7. 上塗り
  8. 点検
  9. 足場解体
外壁塗装9工程それぞれの作業日数の目安(乾燥時間を含む)。足場設置0.5〜1日、高圧洗浄1日+乾燥、養生0.5日、下地補修規模により変動、下塗り1日+乾燥4時間以上、中塗り1日+乾燥4時間以上、上塗り1日+乾燥、点検0.5日、足場解体0.5〜1日

工期が複数日に分かれる最大の理由は、これらの工程を「同じ日にまとめて済ませられない」ことにあります。特に下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りは、その典型です。

なぜ1日で塗り終えられないのか — 「塗り重ね乾燥時間」というルール

塗料には、次の工程に進むまでに空けるべき「塗り重ね乾燥時間」が、製品ごとに定められています。日本ペイント公式の製品ページによれば、外壁用下塗り材「水性シリコンエポサーフ」の塗装仕様では、23℃を基準に「指触乾燥は10分」「塗り重ね乾燥は4時間以上」とされています(出典: 日本ペイント公式製品ページ)。ただし同ページには「乾燥時間は目安です。使用量、通風、湿度および素地の状態によって異なります」という注記もあり、気温が低い時期にはさらに長い時間が必要になると考えられます。

つまり、下塗り→中塗り→上塗りの3回塗りだけでも、それぞれの間に数時間以上の乾燥時間を空ける必要があり、さらに高圧洗浄後の乾燥、下地補修後の養生期間なども加わります。1日の作業時間が限られていることを踏まえると、3回塗りだけでも最低2〜3日に分けて行われるのが一般的と考えられます。

工期の目安を考えてみる(当サイトによる論理的な試算)

具体的に「平均で何日」という統計的な出典は、当サイトで確認できた範囲では見当たりませんでした。そこで参考として、上記の9工程を1工程あたりおおむね半日〜1日として単純に積み上げると、次のような計算になります。

足場設置(1日) + 高圧洗浄・乾燥(1〜2日) + 養生(下地補修と並行) + 下地補修(規模により1〜数日) + 下塗り・中塗り・上塗り(乾燥時間を挟んで2〜3日) + 点検(1日未満) + 足場解体(1日)

これらを積み上げると、天候による中断がなく、下地補修が軽微な場合で、おおむね1週間台後半〜2週間程度という計算になります。

この日数は、当サイトが工程数と乾燥時間の目安から論理的に見積もった参考値であり、施工実績にもとづく統計的な平均日数を示す出典ではありません。 建物の規模、劣化状況(下地補修の量)、天候によって大きく変わるため、正確な工期は必ず見積もり時に業者へ確認してください。

天候によって工期は延びることがある

外壁塗装の流れでも紹介しているとおり、塗料には施工に適した気温・湿度の条件があります。関西ペイントの上塗り塗料「アレスアクアグロス」の製品説明書には、「性能を発揮する塗膜を形成するのに必要な最低造膜温度があるため、5℃以下での使用は避けて下さい」と明記されています(出典: 関西ペイント公式製品説明書)。

このように、気温が低すぎる、または雨が続くといった天候条件では、計画通りに工程を進められないことがあります。梅雨時期や真冬に着工する場合は、工期に余裕を持たせて考えておくと安心です。

極端に短い工期には注意する

工期は短ければ短いほど良いというわけではありません。前述のとおり、塗料には乾燥時間という守るべき目安があります。極端に短い工期を提示された場合、次のような可能性を考えてみる必要があります。

  • 乾燥時間が十分に確保されていない: 乾燥が不十分なまま次の工程に進むと、塗膜の性能が発揮されないことがあります。
  • 塗装回数が減らされている: 下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが、実際には2回で済まされているケースも考えられます。
  • 下地補修が簡略化されている: ひび割れの補修やコーキングの打ち替えが省略されている可能性もあります。

工期の長さそのものより、契約前に工程表や着工日・完了予定日の目安が示されているか乾燥時間を踏まえた無理のないスケジュールになっているかを確認することが大切です。見積書の確認ポイントは見積書の読み方、お手元の見積書は見積書チェックでもご確認いただけます。

まとめ

  • 外壁塗装は9つの工程からなり、それぞれに作業時間・乾燥時間が必要
  • 塗料メーカー公式仕様では、塗り重ね乾燥時間の目安は23℃基準で4時間以上(日本ペイントの例)
  • 工程数と乾燥時間から積み上げると、天候による中断がない場合の目安としておおむね1週間台後半〜2週間程度という計算になる(当サイトによる論理的な試算であり統計的出典ではない)
  • 塗料には施工に適した気温があり、悪天候・低温が続くと工期が延びることがある
  • 極端に短い工期を提示された場合は、乾燥時間や工程が省略されていないか確認することが大切

工程の詳しい内容は外壁塗装の流れ、足場の役割については足場の役割と費用の考え方もあわせてご覧ください。

よくある質問

外壁塗装の工期はだいたい何日くらいですか?

9つの工程(足場設置・高圧洗浄・養生・下地補修・下塗り・中塗り・上塗り・点検・足場解体)を1〜2日単位で積み上げると、天候による中断がない場合の目安として1週間台後半〜2週間程度という計算になります。ただしこれは工程数と乾燥時間の目安から当サイトが論理的に見積もった参考値であり、統計的な平均日数を示す出典ではありません。正確な日数は見積もり時に業者へ確認してください。

なぜ1日で全部塗り終わらないのですか?

塗料には「塗り重ね乾燥時間」という、次の工程に進むまでに空けるべき時間が製品ごとに定められているためです。日本ペイント公式の「水性シリコンエポサーフ」の例では、23℃を基準に塗り重ね乾燥時間は4時間以上とされています。下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りに加え、高圧洗浄後の乾燥なども必要なため、複数日に分かれるのが基本です。

雨が降ると工期は延びますか?

延びる可能性があります。塗料には施工に適した気温・湿度の条件があり、条件に合わない日には作業を進められないことがあります。関西ペイントの製品説明書には「5℃以下での使用は避けてください」といった施工条件が明記されている例もあります(外壁塗装の流れで紹介)。梅雨時期や真冬の着工は、工期に余裕を持たせておくと安心です。

極端に工期が短い見積もりを提示されました。大丈夫でしょうか?

乾燥時間を十分に取らずに次の工程へ進むと、塗膜の性能が発揮されない可能性があります。極端に短い工期を提示された場合は、3回塗りが省略されていないか、乾燥時間が確保されているかを確認することをおすすめします。工程の詳細は外壁塗装の流れ、見積書の確認ポイントは見積書の読み方で解説しています。

工期が長い業者のほうが丁寧ということですか?

工期の長さだけで工事の丁寧さを判断することはできません。建物の規模や劣化状況、天候によっても必要な日数は変わります。重要なのは、乾燥時間や工程が適切に確保されているかどうかです。契約前に工程表や着工日・完了予定日の目安が示されているかを確認することをおすすめします。

出典

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