塗装相場ナビ

色を選ぶ

外壁塗装の艶あり・艶消し — 段階の呼び方と選び方

この記事は一次情報(官公庁・法令・メーカー公式情報)を確認のうえ作成していますが、専門家による監修は現在準備中です。監修体制については監修者についてのページをご確認ください。

この記事のポイント

  • 艶(つや)は艶ありから艶消しまで段階的に選べる商品が多いが、段階の数や呼び方はメーカー・商品によって異なる
  • SK化研「エスケープレミアムシリコン」は艶有り・半艶・3分艶・艶消しの4段階
  • 日本ペイント「水性ケンエースグロス」、関西ペイント「アレスアクアグロス」はいずれもつや有り・7分つや・5分つや・3分つやの4段階で、艶消しという段階名は使われていない
  • 艶があるとツルッとした新築のような印象になりやすく、艶を抑えるほど落ち着いた印象になりやすいと言われている
  • どちらが優れているというものではなく、建物のデザインの好みに応じて選ぶポイントの一つ

外壁塗装の艶あり・艶消し — 段階の呼び方と選び方

この記事の要点

  • 艶(つや)は艶ありから艶消しまで段階的に選べる商品が多いですが、段階の数や呼び方はメーカー・商品によって異なります。
  • SK化研「エスケープレミアムシリコン」は艶有り・半艶・3分艶・艶消しの4段階です。
  • 日本ペイント「水性ケンエースグロス」、関西ペイント「アレスアクアグロス」はいずれもつや有り・7分つや・5分つや・3分つやの4段階で、艶消しという段階名は使われていません。
  • 艶があるとツルッとした新築のような印象になりやすく、艶を抑えるほど落ち着いた印象になりやすいと言われています。
  • どちらが優れているというものではなく、建物のデザインの好みに応じて選ぶポイントの一つです。

艶(つや)の段階は「共通の規格」ではない

外壁塗装の色選びをしていると、色そのものだけでなく「艶(つや)をどうするか」も決める必要があります。光沢の強い「艶あり」から、光沢を抑えた「艶消し(マット)」まで、段階的に選べる商品が多くありますが、注意しておきたいのは、この段階の数や呼び方が、業界共通の規格ではなく、塗料メーカー・商品ごとに異なるという点です。

具体的な例を、公式のカタログ・製品ページで見てみましょう。

  • SK化研「エスケープレミアムシリコン」: 公式製品ページで「艶有り、半艶、3分艶、艶消し」の4段階が案内されています(出典: SK化研公式サイト)。
  • 日本ペイント「水性ケンエースグロス」: 公式製品ページで「つや有り、7分つや有り、5分つや有り、3分つや有り」の4段階が案内されています(出典: 日本ペイント公式サイト)。
  • 関西ペイント「アレスアクアグロス」: 公式製品説明書で「つや有り、7分つや、5分つや、3分つや」の4段階が示されています(出典: 関西ペイント公式製品説明書)。

同じ4段階でも、SK化研は「半艶」と「艶消し」という呼び方を使うのに対し、日本ペイントと関西ペイントは「7分つや・5分つや・3分つや」という刻み方を採用しており、独立した「艶消し」という段階名は使われていません。つまり、「3分艶」という同じ言葉であっても、メーカーが違えば実際の艶の強さの位置づけが同じとは限らないということです。検討している商品のカタログで、実際にどの段階がラインアップされているかを確認することが大切です。

艶ありと艶消しの印象の違い

質感としては、艶があるほどツルッとした新築のような印象になりやすく、艶を抑えるほど落ち着いた・マットな印象になりやすいと言われています。艶ありは光を反射しやすいため、外壁の凹凸や色そのものが華やかに見えやすく、艶を抑えるほど光の反射が穏やかになり、シックで落ち着いた雰囲気になりやすい、という傾向です。どちらが優れているというものではなく、建物のデザインの好みや、周囲の街並みとの調和を踏まえて選ぶポイントの一つと考えるとよいでしょう。色そのものの選び方や、周囲の景観との調和については外壁塗装の色の選び方で詳しく解説しています。

「艶を抑えると耐久性が落ちる」と言われることについて

艶を抑えた仕上がりは、艶あり塗料に艶消し剤(艶を抑えるための添加剤)を加えて調整する方法が広く使われています。ウェブ上ではこの点について、艶を抑えるほど耐久性や汚れにくさがわずかに下がるという趣旨の説明を見かけることがありますが、SK化研の艶消し剤に関する公式製品ページを確認した限りでは、性能への影響を具体的な数値で説明している記載は見当たりませんでした。断定的な情報として受け取らず、性能面が気になる場合は、検討している商品のメーカーに直接確認することをおすすめします。

艶の見え方も、大きいサンプルで確認する

艶の見え方は、色と同じように、小さな色見本と実際に外壁全体に塗った状態とで印象が異なることがあります。手のひらサイズのチップだけで判断せず、可能であれば大きいサンプル板を用意してもらい、実際の建物に近い屋外の自然光の下で確認すると、仕上がりのイメージとのギャップを減らせます。色見本の確認方法については外壁塗装の色の選び方で詳しく紹介しています。

艶はいつ決めるとよいか

艶の検討は、色と切り離して考えるよりも、色の方向性がある程度固まった段階であわせて決めると進めやすくなります。同じ色でも、艶ありで見るか艶消しで見るかによって印象が変わって見えることがあるためです。業者にサンプルを依頼する際は、色の候補だけでなく、検討している艶の段階も指定して用意してもらうと、実際の仕上がりにより近いイメージで比較できます。また、艶は経年とともに徐々に落ち着いていく(艶が引ける)傾向があるとも言われていますが、この点についても具体的な年数を公式に示している情報は確認できなかったため、本記事では数値には触れません。

まとめ

外壁塗装の艶は、艶ありから艶消しまで段階的に選べる商品が多いものの、段階の数や呼び方はメーカー・商品によって異なります。「3分艶」のような同じ呼び名でも、メーカーが違えば位置づけが同じとは限らないため、検討している商品の公式なカタログで確認することが大切です。艶による印象の違いは好みの問題であり、色選びとあわせて大きいサンプルで確認することをおすすめします。色の選び方全般は外壁塗装の色の選び方、塗料グレードによる特徴の違いは塗料グレードの違いをご覧ください。費用の目安は相場計算機費用相場でご確認いただけます。

よくある質問

外壁塗装の艶(つや)にはどんな段階がありますか?

艶あり(艶有り)から艶消しまで段階的に選べる商品が多いですが、段階の数や呼び方は塗料メーカー・商品によって異なります。検討している商品のカタログで確認することをおすすめします。

「半艶」と「7分艶」「5分艶」は同じ意味ですか?

近い意味で使われますが、呼び方はメーカーによって異なります。たとえばSK化研の製品は艶有り・半艶・3分艶・艶消しの4段階、日本ペイントや関西ペイントの一部製品はつや有り・7分つや・5分つや・3分つやの4段階(艶消しという段階名はなし)というように、同じ4段階でも構成が異なる例があります。

艶あり・艶消しは見た目の印象がどう違いますか?

艶があるとツルッとした新築のような印象になりやすく、艶を抑えるほど落ち着いた・マットな印象になりやすいと言われています。どちらが優れているというものではなく、建物のデザインの好みに応じて選ぶポイントの一つです。

艶あり・艶消しで耐久性に差はありますか?

メーカーの製品ページを確認した限り、艶の段階による耐久性の差を具体的な数値で公式に示している例は見当たりませんでした。断定的な情報は避け、気になる場合は検討している商品のメーカーに直接確認することをおすすめします。

艶の見え方も色見本のように確認したほうがいいですか?

はい。艶の見え方も、小さな色見本と実際に外壁全体に塗った状態とで印象が異なることがあります。色選びと同様、できるだけ大きいサンプルや実際の建物に近い環境で確認することをおすすめします。詳しくは<a href="/column/iro/gaiheki-iro-erabikata/">外壁塗装の色の選び方</a>をご覧ください。

出典

あわせて読みたい

お手元の見積書を確かめる

坪数・塗料グレードから費用相場の目安を確認できます(データを整備中の項目があります)。

見積書チェックへ

最終更新日: