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一軒家の外壁塗装の相場はいくら?【坪数がわからない人向けの調べ方】

この記事は、官公庁・法令・メーカー公式情報などの一次情報と出典を確認したうえで、塗装相場ナビ編集部が作成・更新しています。編集方針については運営ポリシーをご覧ください。

この記事のポイント

  • 一軒家の外壁塗装の相場は、坪数(延床面積)によって70万円台〜140万円程度まで幅がある
  • 総務省統計局の調査によれば、一戸建ての平均延床面積は126.32㎡(2023年、約38坪)で、30坪台のレンジが一つの目安になる
  • 自分の家の坪数は、登記事項証明書・固定資産税の課税明細書・建築確認申請書・図面などで確認できる
  • 平屋・2階建て・3階建てでは、同じ延床面積でも外壁面積や足場の条件が変わってくる
  • 正確な金額は、延床面積だけでなく現地調査を伴う見積もりで確認する必要がある
住宅の間取り図の上に置かれたメジャーとペン(イメージ)

※画像はイメージです(写真素材: Pexels)

「一軒家の外壁塗装って、結局いくらかかるの?」——外壁塗装を検討し始めたばかりの方は、坪数(延床面積)を意識せずに、まずこの疑問を持つことが多いと思います。結論から言うと、一軒家の外壁塗装の相場は坪数によって70万円台〜140万円程度まで幅があり、正確な目安を知るには「自分の家が何坪くらいか」を把握することが最初の一歩になります。

この記事では、当サイトが保有する費用相場データベースをもとに、一軒家(戸建て)の外壁塗装の相場を坪数帯別に整理したうえで、坪数がわからない方向けに、自分の家の坪数を確認する具体的な方法を解説します。あわせて、平屋・2階建て・3階建てで変わる構造的なポイントや、見落としがちな付帯部、助成金の確認方法までまとめました。

一軒家の外壁塗装はいくら? 坪数別の相場

まず、坪数帯ごとの相場を一覧で確認しましょう。いずれもシリコン塗料での目安です。

延床面積の目安 相場(シリコン塗料)
〜20坪 70万円台〜100万円程度
20坪〜29坪 80万円台〜100万円程度
30坪〜39坪 80万円台〜135万円程度
40坪〜49坪 100万円台〜120万円程度
50坪〜60坪程度 105万円台〜140万円程度
坪数別の外壁塗装の費用相場(シリコン塗料の目安)。〜20坪は70万円台〜100万円程度、20坪〜29坪は80万円台〜100万円程度、30坪〜39坪は80万円台〜135万円程度、40坪〜49坪は100万円台〜120万円程度、50坪〜60坪程度は105万円台〜140万円程度

見ての通り、坪数によって相場のレンジは大きく変わります。なお「50坪〜60坪程度」は公表データの集計範囲であり、60坪を大きく超える住宅の場合は、この範囲よりもさらに費用が上がる可能性がある点に留意してください。ここで気になるのが「自分の家は、だいたい何坪くらいなのか」という点だと思います。

平均的な一軒家は何坪? 総務省の調査から

総務省統計局が2024年9月に公表した「令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計(確報集計)結果」によれば、一戸建て(専用住宅)の1住宅当たり延べ面積は、2023年時点で126.32平方メートルとされています。これを坪数に換算すると(1坪=約3.31平方メートル)、約38坪にあたります。

つまり、平均的な広さの一軒家であれば、上の表でいう「30坪〜39坪」のレンジ(シリコン塗料で80万円台〜135万円程度)が、まず当てはめる目安になります。ただし、これはあくまで全国平均であり、実際の広さは住宅によって大きく異なります。次の章で、自分の家の坪数を具体的に確認する方法を解説します。

自分の家の坪数を確認する方法

「一軒家」「戸建て」で検索している方の多くは、そもそも自分の家が何坪(延床面積何平方メートル)なのかを把握していないケースが多いと思います。実は、いくつかの書類で確認することができます。

登記事項証明書(法務局)

法務局で取得できる建物の登記事項証明書(全部事項証明書)には、「表題部」という欄に建物の所在・家屋番号・種類・構造とともに「床面積」が記載されています。法務局(静岡地方法務局)が公開している登記申請書の記載例では、登記記録に記録されている床面積が「1階 43.00平方メートル」「2階 38.62平方メートル」のように、階ごとに㎡単位で記載される形式が示されています。これらの階ごとの床面積を合計した数値が、建物全体の延床面積にあたります。

登記事項証明書は、法務局のオンラインシステムを通じて交付請求ができます(法務局公式サイトより)。手元にない場合でも、法務局で取得し直すことができる書類です。

固定資産税の課税明細書

毎年春頃に自治体から送付される固定資産税・都市計画税の納税通知書には、「課税明細書」が同封されています。横浜市の公式サイトによれば、この課税明細書の「登記床面積」の欄には、登記簿上の床面積または課税床面積のいずれかが印字されるとされています。どちらが印字されるかは物件や自治体によって異なる場合があるため、正確な数字を知りたい場合は、登記事項証明書とあわせて確認するとより確実です。

建築確認申請書(新築時の控え)

新築時に業者が提出した「確認申請書(建築物)」の控えが手元にある場合、国土交通省が定める様式(第二号様式)の第三面「11.延べ面積」の欄に、建築物全体の延べ面積(㎡)を記載する項目があります。ただしこの書類は着工前に提出されるもので、必ずしも施主本人の手元に保管されているとは限りません。手元にない場合は、上記の登記事項証明書や課税明細書のほうが確認しやすいでしょう。

図面(設計図書)

新築時やリフォーム時に受け取った図面(平面図・仕様書など)が手元にあれば、そこにも延床面積が記載されているのが一般的です。まずは自宅にある書類を探してみることをおすすめします。

延床面積と外壁面積の関係

坪数(延床面積)がわかったとしても、実際に塗装する「外壁の面積」は、延床面積とは別に考える必要があります。外壁塗装の見積もりは、延床面積そのものではなく、実際に塗装する壁の面積(外壁面積)をもとに計算されるのが基本だからです。

延床面積が同じ住宅でも、窓や玄関の大きさ、建物の凹凸の多さなどによって、外壁の実際の面積は変わってきます。当サイトで確認できた範囲では、「延床面積×一定の係数」で外壁面積を一律に換算できるとする公的な出典は見当たりませんでした。そのため、正確な外壁面積は、業者による現地調査を伴う見積もりで確認するのが実務上の基本になります。おおよその金額感をつかみたい場合は相場シミュレーター、実際の見積もりを比較したい場合は見積もりチェックをご活用ください。

平屋・2階建て・3階建てで変わるポイント

当サイトの費用相場データベースは延床面積(坪数)を基準に集計しており、平屋・2階建て・3階建てといった階数別の相場データそのものは持っていません。ただし、同じ延床面積であっても、階数によって次のような構造的な違いが生じる点は押さえておくとよいでしょう。

  • 屋根の面積: 同じ延床面積であれば、平屋のほうが建物の水平方向の広がりが大きくなるため、屋根の面積は2階建て・3階建てに比べて大きくなります。
  • 外壁(壁面)の面積と足場の高さ: 2階建て・3階建てになるほど、床面積が上に積み重なる分、外壁の立面積が増え、足場を組む高さも高くなります。足場の役割や見積書での確認ポイントは足場の役割と費用の考え方で解説しています。

なお、足場代の実額データとしては、当サイトの別記事で「30坪程度(2階建て)の住宅の場合、足場代は16万円〜23万円が相場」というヌリカエ公式データを紹介しています。ただし、平屋や3階建てそれぞれの足場代がどの程度変わるかを示す公表データは、当サイトで確認できた範囲では見当たりませんでした。建物の高さが増えるほど足場の面積・工程も増えるため、一般的には費用が上がる方向に働くと考えられますが、正確な金額は現地調査を伴う見積もりで確認してください。

一軒家で見落としがちな付帯部

外壁塗装の見積もりでは、外壁本体だけでなく、雨どい・破風板(はふいた)・軒天井(のきてんじょう)・水切りといった、外壁に付帯する部分の塗装や補修・交換が対象になることがあります。これらの部材は住宅によって有無や範囲が異なり、当サイトで確認できた範囲では、部位ごとの単価や費用相場を公表している公的な統計・出典は見当たりませんでした。

そのため具体的な金額はここでは扱いませんが、見積書に付帯部の項目が個別に明記されているか、範囲が具体的に示されているかを確認しておくことをおすすめします。見積書全体の確認ポイントは見積書の読み方で詳しく解説しています。

助成金は使える?

外壁塗装に関連して使える助成金・補助金は、国よりも市区町村・都道府県が独自に実施している制度が中心で、内容や予算は自治体ごとに異なります。必ず使えると断定できるものではありませんが、お住まいの自治体によっては対象になる制度がある場合もあるため、助成金DBで最新の情報を確認してみてください。

まとめ

  • 一軒家の外壁塗装の相場は、坪数によって70万円台〜140万円程度まで幅がある
  • 総務省統計局の調査による一戸建ての平均延床面積(2023年:126.32平方メートル、約38坪)をあてはめると、30坪台のレンジ(80万円台〜135万円程度)が一つの目安になる
  • 自分の家の坪数は、登記事項証明書・固定資産税の課税明細書・建築確認申請書の控え・図面などで確認できる
  • 延床面積と外壁の実際の面積は必ずしも比例しないため、正確な金額は現地調査を伴う見積もりで確認する必要がある
  • 平屋・2階建て・3階建てでは、同じ延床面積でも屋根の面積・外壁の立面積・足場の条件が変わってくる

坪数がわかったら、より詳しい坪数別の相場は外壁塗装の相場を坪数別に解説、坪数がまだわからない・おおよその金額感だけ知りたい場合は相場シミュレーター、より詳しい費用相場データは費用相場データベース、実際の見積もりを比較したい場合は見積もりチェックをご活用ください。

よくある質問

一軒家の外壁塗装はいくらくらいかかりますか?

坪数(延床面積)によって幅がありますが、当サイトのデータベースでは、シリコン塗料でおおむね70万円台〜140万円程度がレンジの目安です。総務省統計局の調査による一戸建ての平均延床面積(2023年:126.32平方メートル、約38坪)をあてはめると、30坪台のレンジ(80万円台〜135万円程度)が一つの目安になります。

自分の家の坪数がわかりません。どうやって調べればいいですか?

法務局で取得できる登記事項証明書(表題部の床面積)、毎年届く固定資産税の課税明細書、新築時の建築確認申請書の控え、設計図面などで確認できます。詳しい確認方法は本文で解説しています。

延床面積がわかれば、外壁の面積も計算できますか?

延床面積と外壁の実際の面積(壁面積)は必ずしも比例せず、窓の数や建物の凹凸などによっても変わります。当サイトで確認できた範囲では、延床面積から外壁面積を一律の係数で換算できるとする公的な出典は見当たらなかったため、正確な外壁面積は現地調査を伴う見積もりで確認することをおすすめします。

平屋・2階建て・3階建てで相場は変わりますか?

当サイトのデータベースは延床面積(坪数)を基準にしており、階数別の相場データそのものはありません。ただし同じ延床面積でも、階数が増えるほど外壁の立面積や足場を組む高さが増える傾向があるという構造的な違いはあります。詳しくは本文で解説しています。

外壁塗装で使える助成金はありますか?

国よりも市区町村・都道府県が独自に実施している制度が中心で、内容や予算は自治体ごとに異なります。必ず使えると断定できるものではありませんが、お住まいの自治体によっては対象になる制度がある場合もあるため、助成金DBでの確認をおすすめします。

出典

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