塗装相場ナビ

費用を知る

外壁塗装の助成金・補助金の探し方 — 仕組みと申請の注意点

この記事は一次情報(官公庁・法令・メーカー公式情報)を確認のうえ作成していますが、専門家による監修は現在準備中です。監修体制については監修者についてのページをご確認ください。

この記事のポイント

  • 外壁塗装の助成金・補助金は、国よりも市区町村・都道府県が独自に実施している制度が中心
  • 対象工事は遮熱塗装・高反射率塗料など省エネ/ヒートアイランド対策系のメニューが多い一方、一般的な住宅リフォーム助成の対象工事として外壁塗装・屋根塗装が明記されている自治体もある
  • 多くの制度で、工事に着手する前の事前申請が原則となっている
  • 予算に上限があり、年度途中でも予算到達次第受付終了となる制度が多い
  • 当サイトの助成金DBで都道府県別に確認できる

外壁塗装の助成金・補助金の探し方 — 仕組みと申請の注意点

この記事の要点

  • 外壁塗装で使える助成金・補助金は、国よりも市区町村・都道府県が独自に実施している制度が中心です。
  • 対象工事は遮熱塗装・高反射率塗料など省エネ/ヒートアイランド対策系のメニューが多い一方、一般的な住宅リフォーム助成の対象工事として外壁塗装・屋根塗装が明記されている自治体もあります。
  • 多くの制度で、工事に着手する前の事前申請が原則となっています。
  • 予算に上限があり、年度途中でも予算到達次第受付終了となる制度が多くあります。
  • 当サイトの助成金DBで都道府県別に確認できます。

助成金の基本的な仕組み — 主役は市区町村・都道府県

外壁塗装に関連して使える助成金・補助金は、国が全国一律で用意している制度よりも、市区町村や都道府県が独自に実施している住宅関連の制度が中心です。「住宅リフォーム助成」「省エネ改修助成」「地球温暖化対策助成」など、制度の名称も対象工事も自治体ごとに大きく異なります。

多くの制度は年度(会計年度)ごとに予算が組まれ、受付期間・上限額・対象者の条件があらかじめ決められています。同じ「外壁塗装に関連する助成金」であっても、自治体が変わればまったく別の制度として設計されているとイメージしておくとよいでしょう。

対象になりやすい工事の傾向

助成金の対象工事を見ていくと、次のような傾向があります。

遮熱塗装・高反射率塗料など、省エネ・ヒートアイランド対策系のメニューが多い: 近赤外線領域における日射反射率が一定基準(50%以上など)を満たす塗料を使うことを条件とした「遮熱塗装」「高反射率塗装」向けの助成金は、都市部を中心に複数の自治体で確認できます。たとえば東京都足立区の「省エネリフォーム補助金」は、対象工事を「近赤外線領域における日射反射率が50%以上の塗料で塗装すること」と明確に定義しており、一般的な外壁塗装・断熱塗装は対象外であると明記しています(出典: 足立区「省エネリフォーム補助金」公式ページ)。このように、省エネ系の助成金は「特定の性能を満たす塗料を使うこと」が条件になっているケースが多く、通常の塗り替えがそのまま対象になるとは限らない点に注意が必要です。また、こうした省エネ系の助成金の中には、屋根のみが対象で外壁は対象外となっているケースも見られます。

一般的な住宅リフォーム助成の対象工事に含まれている場合もある: 一方で、用途を限定しない一般的な住宅リフォーム助成の対象工事一覧に、外壁塗装・屋根塗装がそのまま明記されている自治体もあります。次の章で具体例を紹介します。

実例で見る2つのパターン

当サイトの助成金DBで確認できた実例をもとに、性格の異なる2つのパターンを紹介します(いずれも自治体公式ページを出典として確認済みの制度です。受付状況は変わるため、実際に申請を検討する際は必ず最新情報をご確認ください)。

パターン1: 一般的な住宅リフォーム助成の一部として — 東京都北区「住まい改修支援助成」

北区の「住まい改修支援助成」は、対象工事の別表に「外壁塗装」「屋根塗装」が明記されている、用途を限定しない住宅リフォーム助成です。助成率は、承認申請時の見積額と工事実施後の費用を比較して低い方に対して20%、上限は10万円。改修工事費が10万円以上(税抜)であること、区内の中小事業者を利用すること、自己所有・自己居住の住宅であることなどが条件です。予算総額2,000万円・予定件数200件という上限が設けられており、上限到達時点で受付終了となります(出典: 北区「住まい改修支援助成」公式ページ)。

パターン2: 省エネ・ヒートアイランド対策特化型 — 東京都杉並区「エコ住宅促進助成(高日射反射率塗装)」

杉並区の「エコ住宅促進助成」のうち、屋根・外壁の「高日射反射率塗装」を対象とするメニューは、助成対象経費の20%(屋根・外壁合わせて上限15万円)を助成する制度です。既存住宅のみが対象で、同一種類の助成は耐用期間(10年)内に1回のみ利用できます。エコ住宅促進助成全体の予算は226,560,000円で、申請受付累計は44,808,000円、申込率は19.78%(2026年7月21日時点)と公表されています(出典: 杉並区「杉並区エコ住宅促進助成」公式ページ)。この数字からも分かるとおり、年度の途中でも申込みが積み上がっていくため、予算の残り具合を早めに確認しておくことが大切です。

申請は「着工前」が原則

助成金を活用するうえで特に見落としやすいのが、「工事に着手する前」に申請しなければならないという原則です。北区の「住まい改修支援助成」は、工事着工前に承認申請を行うことが必須条件とされています(出典: 北区「住まい改修支援助成」公式ページ)。同様に、足立区の「省エネリフォーム補助金」も、着工予定日の5開庁日前までに事前申請することを求めています(出典: 足立区「省エネリフォーム補助金」公式ページ)。

つまり、業者と契約してから、あるいは工事が始まってから「助成金があるらしい」と気づいても、その時点ではすでに対象外になっている可能性が高いということです。助成金の利用を検討する場合は、見積もりを取る段階から候補に入れておくことをおすすめします。

受付期間・予算枠には限りがある

前述の杉並区の例のように、多くの制度は年度単位の予算で運用されており、予算に上限が定められています。予算に達した時点で、年度がまだ残っていても受付終了となる「先着順」の制度が少なくありません。目黒区の「住宅リフォーム資金助成」(税抜工事費用の10%、上限10万円。「屋根または外壁の塗装工事」が対象工事として明記されている一戸建て限定の制度)も、予算内・先着順で運用されています(出典: 目黒区「住宅リフォーム資金助成」公式ページ)。使いたい制度が見つかったら、早めに自治体へ申請時期や予算の残り状況を確認することをおすすめします。

助成金の探し方

  1. お住まいの自治体の公式サイトで確認する: 「住宅 リフォーム 助成」「省エネ改修 補助金」などのキーワードで検索すると見つかりやすくなります。
  2. 当サイトの助成金DBで都道府県別に確認する: 自治体公式ページ等の出典を確認できた制度を掲載しています。
  3. 最新の受付状況を必ず確認する: 制度は年度ごとに内容や予算が変わり、掲載時点と申請時点で状況が異なることもあるため、実際に申し込む前に自治体の最新情報を確認しましょう。

助成金を使う前に知っておきたいこと

  • 対象工事の範囲が細かく規定されている: 「屋根のみ」「外壁のみ」「断熱材の設置とセットで初めて対象になる」など、思っていた工事がそのままでは対象にならないこともあります。
  • 施工業者に条件がある場合がある: 区内・県内に本店がある事業者に限定されているケースも見られます。
  • 助成金を理由に契約を急がされるケースには注意する: 「今なら助成金の枠が残っている」といったトークで契約を急がせる業者には注意しましょう。
  • 見積書の内容確認は別途大切: 助成金が使えるかどうかにかかわらず、見積書の内訳を確認する視点は欠かせません。見積書の読み方もあわせてご確認ください。

まとめ

外壁塗装の助成金・補助金は自治体ごとに制度がまったく異なり、対象工事の範囲、申請のタイミング(多くは着工前)、予算枠のいずれも制度によって様々です。まずは 助成金DB でお住まいの地域の制度を確認し、費用を抑える他の方法とあわせて検討したい場合は 外壁塗装の費用を抑える方法 もご覧ください。費用の目安は 相場計算機 でご確認いただけます。

よくある質問

外壁塗装で使える助成金は、国の制度ですか、自治体の制度ですか?

多くの場合、市区町村や都道府県が独自に実施している住宅関連の制度です。制度の名称・内容・予算は自治体ごとに異なります。

どんな工事なら助成金の対象になりやすいですか?

遮熱塗装や高反射率塗料など、省エネ・ヒートアイランド対策系のメニューが比較的多く見られます。ただし屋根のみが対象で外壁は対象外というケースもあり、一方で一般的な住宅リフォーム助成の対象工事に外壁塗装・屋根塗装がそのまま明記されている自治体もあります。制度ごとに対象範囲を必ず確認しましょう。

助成金の申請はいつすればいいですか?

多くの制度で、工事に着手する前の事前申請が原則です。工事を始めてから、あるいは契約後に助成金の存在に気づいても、すでに対象外になっている場合があるため、検討段階で早めに確認することが大切です。

予算がなくなったら助成金は使えなくなりますか?

はい。多くの制度で予算の上限が定められており、年度途中であっても予算に達した時点で受付終了となります。申請を検討している場合は、早めに自治体へ最新の受付状況を確認することをおすすめします。

自分の地域で使える助成金は、どうやって調べればいいですか?

当サイトの<a href="/subsidy/">助成金DB</a>で都道府県別に確認できるほか、お住まいの自治体の公式サイトで「住宅 リフォーム 助成」「省エネ改修 補助金」などのキーワードで検索する方法もあります。

出典

あわせて読みたい

お手元の見積書を確かめる

坪数・塗料グレードから費用相場の目安を確認できます(データを整備中の項目があります)。

見積書チェックへ

最終更新日: